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2005/12/09

2046

2046
2046
  • スタジオ: レントラックジャパン
  • 価格: ¥ 3,990
  • 発売日: 2005/04/27
  • 売上ランキング: 3,381
  • おすすめ度 3.5

先入観に惑わされてはいけないなあ。なんて、この映画みて強烈に思いました。
SFだと思っていたのに、ぜんっぜん、違いました。香港の60年代の恋愛映画だった。

同じ監督の「花様年華」とつながる映画です。
あれをみた人なら「あの世界観」といえばわかってもらえる気がする。
チャイナドレスを着こなす女性達とオールバックの男性達、
喧騒と退廃、そんな世界です。

そんな時代に住む物書きの男、2046というタイトルでSF小説を書き始めるが、
そのきっかけになったのは 自分の過去を思い出させる「2046」の部屋番号と、
そこに住んでいる女との邂逅、マンション管理人の娘と日本人との悲恋、
そんな日常があったから。

2046の世界観は彼らの悲恋と、そして管理人の娘に淡い恋を覚える作家の
哀しみと想いを描いた場所、だけだった気がする。

そして数々の女とのゆきずりの関係を繰り返しながらも、
それでも作家の思いは過去に失った一人の女にとらわれている。
だからこそ流れていく作家の哀しみ、そしてその作家を本気で愛する女の哀しみ。
本気になりつつ本気になるまいと、情事のたびに男から金をとる女のせつなさ、
なんかは胸をしめつけたが、それでも彼女に留まることなく流れていく作家。
そんな日々を描いた映画。

SFだと思ってみると肩透かしをくらって物足りないので、そういうことは忘れて見ましょう。
そして、映画の公式サイトに載ってる写真が映画では出てこなかったりするし、
「えっと、この人、出てきたっけ?」なんていうこともありますが、気にしないでおきましょう。
多分大量にあるであろう膨大な未公開シーンを思うと頭が痛くなります。観たい・・
私が劇場で観ましたが、DVDはもっと長かったりするのかなあ・・・

ストーリー的には、消化不良感は否めないかな。それがいいんじゃないかと思う部分と、
やっぱり納得いかないの、と思う部分と。

映像も衣装も美しく、その点は素晴らしいです。この色彩感覚は独特で、美しいですねえ。
俳優陣もさすが豪華だけあって、全員が存在感ありました。
トニーレオンはどれだけもててもわかるわー。かっこよすぎ。
オールバックがなぜそんなに似合うのか。
あと、出番は少ないながらもコン・リーの存在感は流石でした。
一瞬の邂逅で、どんな過去があるかも全くわからない謎の女でしたが、
壮絶な過去があったことを覗かせる深い表情が印象深かった。
あと、ちらっとうつっただけ(多分3カット)のマギー・チャンが強烈に美しい。怖いくらい。

キムタクは、管理人が恋する日本人男(オールバックは似合わない)と、
2046の世界で電車に乗る男、の役を演じてます。2046での役柄は
作家本人の投影ともいえるもので、重要ですがなくても確かにいいわなあ。
彼が日本人で日本語を語る意味が私たち日本人にはよくわからないし、
おかげですっかりういている気もしましたが、日本語を解さない中国、香港の人には
この無名の異国人がどう見えるのか、それこそ異世界からの旅人に見えるのか、
そこらへんの効果はよくわかりません。そういう平等な目線で見れない日本人は、
ちょっと損してるかもしれないねえ。

作家に本気になる女を私の気に食わない女、チャン・ツィイーが演じてました。
この作品がでも、彼女の中では一番よかったんじゃないかな。
でも私は圧倒的にフェイ・ウォンのほうがかわいいと思うのだけど、
一緒に見に行った彼氏(SFじゃないじゃないかと怒っていた)はチャンの方がかわいいし、
美人に難癖をつけてはりあおうとするその性根はどうだ、と怒られました。
違うのー私のいうかわいさはそういうことじゃないのー
でも多分男とはその点ではずっと分かり合えない。

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2046 話題になっていたころは全然興味のなかった 「2046」 最近いろんなところでこのレビューが目に入ったんだけど かなり評価が分かれていて、つまらないとゆー意見も かなりあったので急に見たくなりました ... [続きを読む]

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