« パルプ・フィクション | トップページ | キル・ビル Vol.2 »

2005/12/14

キル・ビル Vol.1

キル・ビル Vol.1
キル・ビル Vol.1
  • スタジオ: ユニバーサル・ピクチャーズ / ジェネオン エンタテインメント
  • 価格: ¥ 3,990
  • 発売日: 2004/04/16
  • 売上ランキング: 10,449
  • おすすめ度 3.94

またもや最強のB級映画に出会えて私は幸せです。
しかも日本大好きタランティーノが深作欣二監督に捧げちゃった映画。
日本人なら倍笑える、ってのがいいじゃないですか。
っていうかアメリカ人がこれを真顔で観てたら逆に怖いよ。
日本についての誤解を激しく深める映画でもあるしな。

東京を黒スーツで日本刀を抱えた連中が歩いてますからね、うようよ。
そして日本刀は機内持込OKらしいし。ありえないし。
ほんま、チャンバラとかサムライとかって、どうして向こうにあんなに受けるだろうな。
不思議だわ。しかし、タランティーノが楽しそうだから、全然いい。
彼の日本に対する並々ならぬ愛情を感じて私は嬉しくなりました。

話は単純。結婚式当日に自ら殺されかけ、おなかの子供も殺された
「伝説の殺し屋」の主人公、4年後に蘇生した後、自らの子を殺した相手
「ビル」と、その仲間の毒蛇集団に復讐を誓う。
復讐相手が日本にいるとわかった彼女は、沖縄に出向き謎の男服部半蔵から
ものすごく斬れる日本刀を入手、それを機内に持ち込んで一路東京へ。
そこには、女殺し屋ローレン石井とその護衛たちが待っていた。
そして「青葉屋の決闘」(これ本当にサブタイトルになってんのよ)がはじまる・・・・

決闘の前にローレン石井の数奇な運命がいきなりアニメーションで描かれ、
間違いなく日本の有名なアニメーターであろうスタッフが芸術的な
バイオレンスアニメを展開、それがまたレベルが高い。
俳優も美術もそうだけど、日本からのものがこれだけうまく使われて
この映画で生かされてるのは、なんだか嬉しい気がした。

で、女子高生の殺し屋ゴーゴー夕張の紹介もあり(「バトルロワイヤル」・・・)、
ローレン石井の東京での見事なあねごっぷり(つうかすっごい怖いんですが)とか
日本刀の腕前もさんざん見せ付けられた挙句、そこにユマ・サーマンが
黄色いつなぎで登場、決闘が始まるわけです。否が応にも期待は高まる。
まずは「やっちまいな」の掛け声とともにローレンの手下が出てくるわけだが、
皆黒スーツで黒い仮面をつけて日本刀もって100人くらいうようよ出てくる。
マトリックスリローテッドの「150人スミス」のシーンを思い出し、私は必死に笑いをこらえた。

彼らは残虐に殺しあうんだが、首やら腕やらどんどん斬れて血は吹き出るわで
かなり強烈。(階段落ちまでやってくれて私は「蒲田行進曲」を思い出した)
ああいうの弱い人は観ないほうがいいなあ。
でもユマサーマンの殺陣はものすごいカッコよかった。チャンバラというより武術、
それもかなり芸術的でした。
全体として、彼女、私は期待以上によかったな。凛としてて強くてカッコイイ。

そして最後はローレン石井との対決です。
日本式中庭に雪が積もりししおどしが鳴り響く中、
真っ白い着物をきたローレンと黄色いつなぎ!のユマサーマンの戦いは
なんともいえず絵になるのですが、しかし、彼女達が何故か喋る日本語がどうも、
・・・更に決闘の最後に流れるのはなんとも渋い演歌で・・・、
(あとで知ったけども梶芽衣子らしいですわ)
・・・映画館会場はどうも皆笑いをこらえ切れなかったみたいで、
せっかくの真剣極まりないシーンで皆大笑いである。
そこらへんの間のとりかたというか、狙ってんのかいないのか、
ギャグとしてかなりレベルの高いシーンでした。いやあ、面白かった。
タランティーノ、真面目に作ったのかなあ、本当に、これ。違うよね。
役者2人はよく真顔でできたよなと思う。日本語喋るの必死だったんだろうなあ・・・・

と、最後のチャンバラシーンがものすごーく強烈だったので、
そればっかり書いちゃいました。ごめんなさい。

エンドロールに流れるのはまたもや梶芽衣子「怨み節」で、
私も聴いたことあるメロディでしたが、隣でみてたおっちゃんがハミングしてて、
私はそれにも笑いをこらえてました。
調べたら「女囚さそり」の主題歌なんだって。タランティーノ、みたのかなあそれ・・・

なんか支離滅裂だなあ。こんな感想で私の興奮が伝わってたらいいんだが。
とにかくお薦めしときます。私はストレスがこれでぶっとびました。
唯一のストレスはこれに続編があること、くらいだ。

|

« パルプ・フィクション | トップページ | キル・ビル Vol.2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7674/97382

この記事へのトラックバック一覧です: キル・ビル Vol.1:

« パルプ・フィクション | トップページ | キル・ビル Vol.2 »