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2005/12/27

Dolls

Dolls [ドールズ]
Dolls [ドールズ]
  • スタジオ: バンダイビジュアル
  • 価格: ¥ 5,250
  • 発売日: 2003/03/28
  • 売上ランキング: 15,950
  • おすすめ度 3.43

北野武の映画を観るのは実は初めてだ。
なんか、ヤクザがどんぱちやってて「痛そう」なイメージがあったからで、
でもこの映画ならそんなに痛くないかも、と思って見てみたらとんでもなかった。
痛いシーンはないが、ものすごく「痛い」映画だった。

主役2人の男女は、赤い紐を結んでずっとひたすら歩き続ける。
彼女達が何故そういうことになったのか、その経緯は哀しすぎるので
ここでは書かないが、女が男を思う気持ちが昂じて昂じて、また男も
それに応えて、そして二人は歩き続けるのだ。ずっとひたすら。
信じられないような美しい衣装を着て、日本の原風景の中。
海や、山や、紅葉や、雪や。その美しい色彩。
恐ろしく、狂気の淵で観る夢のように、キレイな色彩だった。

そして、何十年も前に男と交わした約束をずっと守って、
土曜日の昼には公園で弁当を作って待っている女。
彼女も赤い服を着て、無邪気に微笑みながら、ずっと男を待っている。

そしてもう一人、事故で顔を損傷し、再起不能になったアイドル。
そんな彼女にどうしても会いたいファンの男は、ある決断をする・・・・

なんか、「人が人を愛する気持ち」をこれほどまでに痛々しく、哀しく、
また美しく描けるなんて、と絶句した。
本当にキレイで、痛くて、たまらなかった。ほんま辛かった。

最後、いきつくところまでいきついて、赤い紐をつけて彷徨う女が
男に微笑むところ、胸をつかれて泣けてきそうになった。
あの微笑にいくばくかの救いを見出したい。私としては。

最後に急におちゃらけた話で申し訳ないんだが、どうしても気になる。
深田恭子のアイドル時代の歌、ありゃひどいぞ。おい。
耳について離れない、勘弁して、と思ったら作ったのは小西康陽だった。
そりゃ、耳につくわ。しかし、踊りも中途半端だったがあれはわざとか?
バカアイドルっぽくて役柄どおりといえばそうだが・・・・・
いい映画なのにつっこみどころが突如現れたので、ちょっと興ざめしたのでした。

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