« 死刑台のエレベーター | トップページ | すべては愛のために »

2005/12/07

ショーシャンクの空に

B0001CSB76 ショーシャンクの空に
デヴィッド・レスター フランク・ダラボン

松竹 2004-03-25
売り上げランキング : 78

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



過去に一回観ていて「とにかくよかったような」というイメージしかなくて、
ミスチルの歌を聴いていたら出てきたし、もう一回見てみるか、と
何気に見てみた映画。
・・・こんな映画を忘れてたなんて私ったら。あかんやんか。
文句なく最高傑作。

妻殺しの無実の罪をきせられて終身刑で投獄されたアンディ、
そこで「調達屋」レッドにロックハンマーの調達を頼み、話すようになる。
そしてとてつもなく長い時間をかけて、彼と交流を深めていく。

長い映画のわりには話はあまりない。
なのに、途方もなく長い時間がそこに流れていることを、
私は台詞のはしばしで実感し、そこで失われていく人生に対してぞっとした。
アンディが、図書館の係になって、新しい蔵書を増やそうと予算請求の手紙を
毎週書いている。そして本が届く。アンディは言う。「たった6年なのに」
たった6年。そんな表現があっさり出てきてしまうこの場所の、
とてつもない時の長さに私は目が回りそうになった。

そんな刑務所に何年もいてしまうと、しかし人は出て行けなくなる。
「シャバが怖い」のだ。誰にだって居場所はあって、刑務所にだって
秩序があり、居場所がある。長くいればいるほど、外に出て、
周りに何もなくなって場所がなくなるのが怖い。
レッドは言う。「終身刑は人を廃人にするんだ」

私はでも思ったんだけど、そんな特別な場所で培われる友情って、
それこそ普通に生きてたら得られないんじゃないのかなあ?
なんて、アンディとレッドを見ていたら思ったりした。
彼らのつながりは素晴らしかった。羨ましい。

そして19年後、アンディは脱獄。
そこでは「長い長い退屈な年月」が味方するわけだが、
それにしても19年。
脱獄劇だからとっても痛快なんだけど、小気味いいんだけど、
それにかかった長い長い年月を思うと、なんていうか、
アンディは本当にメキシコの太平洋の海を見たかったんだなあ、と。
彼の人生を、諦めなかったんだなあと。

最後の海のシーンでは圧倒的な感情に流されてました。
なんつうか、呆然。感動というかなんというか、いやあ、
ものすごく前向きな気分をもらえましたね。
あえてこっぱずかしい表現をするならば、「希望」ってやつだ。
頑張ろうっと。とりあえず。人生。
そして、彼らみたいな生涯の友が得られると、本当にステキ、だよね。

役者2人は最高ですね。これ以外にありえない組み合わせ。
モーガンフリーマンがいいのは当然だけど、主役のティム・ロビンス、本当によかった。

と、ここまで褒めちぎる映画より原作の方が断然評判がいいですね。
しかし、「シャイニング」と同じスティーブン・キングだもんねえ。奥深い作家だよ。

|

« 死刑台のエレベーター | トップページ | すべては愛のために »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7674/69531

この記事へのトラックバック一覧です: ショーシャンクの空に:

» ショーシャンクの空に [EMA]
ショーシャンクの空に [続きを読む]

受信: 2006/03/04 20:16

« 死刑台のエレベーター | トップページ | すべては愛のために »