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2005/12/15

笑の大学

笑の大学 スタンダード・エディション
笑の大学 スタンダード・エディション
  • スタジオ: 東宝
  • 価格: ¥ 3,990
  • 発売日: 2005/05/27
  • おすすめ度 4.27

時代は戦争中。演劇が検閲されていた時代。
堅苦しい検閲官のもとに、喜劇作者が脚本を持ってくる。
役人には喜劇のギャグが全く理解できず、
「そもそも外人が主役とはどういうことか、イギリスは敵国である」と一蹴。
「お前はチャーチルが握る寿司が食えるか?」

っていうかチャーチルの寿司の方が面白いやんか、と笑っていたら、
翌日喜劇作家が書き直した本を持ってくる。そこには
「チャーチルがそばを作るようなもんだ」と書かれている。
検閲官は真顔で「寿司のほうがいい、そうしなさい」

こうやって二人で作っていく究極の喜劇。

いやー笑いました。面白すぎました。
たった二人でやる映画、退屈しないか心配だったけど、もう全然、面白い。
検閲官が発揮するくそ真面目な喜劇は新鮮で、
笑いとかパロディに慣れてしまっている喜劇作家を目覚めさせ、
そして私達をも大笑いさせてくれます。
ホンモノの笑いとはどんなのか?そのテーマはとても笑えて、
そしてとても奥が深い。そんなテーマに真っ向から挑んで見事笑わせた、
三谷幸喜は天才です。

そしてそれを演じきった役所広司は最高。
彼がこの作品で日本アカデミー賞主演男優賞候補に挙がってて、
「役所広司だからってとにかくノミネートってどうなん」って観る前は思ってたけど、
これは評価されて当然ですね。真顔で喜劇役者やっちゃってるわけだから、
すんごいですね。三谷氏が「彼は日本一の喜劇役者」みたいなことを
言ってたけど、ほんまそうだと思います。
泣かせるより笑わせる演技の方がよっぽど難しいのでは?
すばらしすぎました。彼が部屋中を走り回るシーンでは、涙出るほど笑った。

相手の稲垣五郎は、まあ「スマスマ」よねえ、って
思っちゃう部分もあったんだけど・・・多分役所広司と競演して、
徐々に演技の幅を広げていったんじゃないのかな。
けっこう、いい味を出してました。コメディはやっぱりスマップは鍛えてるから、
器用だよなあ、とか思ったり。

ラストはけっこうしんみりとしてしまって、二人の男の熱い友情に、
私は不覚にも涙しそうになりました。
ああ不覚、と思ってたら友達は「映画館でぼろぼろ泣いてしまった」
らしいので、別に皆泣いてるのならいいか、と思ったりして。
笑ったり泣いたり、と忙しい映画。

二人の作った究極の劇、見てみたい気もしました。
と思ったらエンドクレジットでサービス映像?が流れて、嬉しかった。
音楽も凝ってたし、「一日目」とか出てくる演出、レトロなセット、などなど、
いろいろと他の見所も多い映画でした。

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コメント

お久しぶりです!

僕もこの映画、好きですよ~。残念ながら映画館ではなくてDVDで見たんですが。僕自身は大笑いするというよりは「ニヤリ」とする感じで楽しみました。全ての科白が巧すぎます。そしてラストはお約束で泣きそうになりました。

同じ三谷幸喜脚本の「12人の優しい日本人」という映画も面白かったですよ。最近観たんですが、やっぱり恐ろしく脚本が凝っていて。豊川悦司もカッコイイし。

ところで突然で申し訳ないんですが、「連想バトン」なるものが僕のブログに回ってきておりまして、勝手ながらざれこさんに受け取って頂こうと思っています。詳細は僕のブログをご覧下さいませ。よろしくお願いします!!

投稿: tricky-days | 2005/12/21 20:21

tricky-daysさん
本の方ではお世話になってます。こちらにもきていただいてありがとうございますー

「12人の優しい日本人」が舞台化されるときいて、何故か「12人の怒れる男」(だったっけ)をレンタルしてきました。元ネタみたいです。元ネタ過ぎましたかね?(笑)トヨエツの方も是非みてみますー

バトンはあっちで受けておきました。実は2回目(笑)前とまた違ったので面白かったです。

投稿: ざれこ | 2005/12/22 11:08

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