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2005/12/11

真実の行方

真実の行方
真実の行方
  • スタジオ: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2005/03/25
  • 売上ランキング: 4,189

敏腕弁護士のリチャード・ギア、大司教が殺害された事件を引き受ける。
容疑者は19歳の少年。血まみれで逃げているところを逮捕され、
証拠は揃っている。しかし少年は無罪を主張。
闘う検事は元恋人だった女性だし、弁護士は複雑な心境で裁判をはじめるが、
少年をカウンセリングしていくうちに出てきた事実に愕然とする・・・

息もつかせぬ法廷サスペンスで、彼らが追っているのは
真実ではなく「法廷における真実」。法廷での流れによって
真実はいくらでも変えられる、そう豪語する敏腕弁護士だが
本心は自らの良心に基づき仕事をする熱血漢だった。
彼は世間がなんと言おうと少年の無実を信じていたのだと思うのだが、
しかし実際の真実は・・・

法廷という特殊な場所で作り上げられていく真実、
それってなんか怖いよね。弁護士と検事が時折(意識的にでも無意識にでも)
組んで、裁判長まで暗黙の同意をしてしまったら、法廷に都合のいい真実なんて
いくらでも作り出せて、また向こうは陪審員制だから感情に訴えればいくらでも
判決はゆがめられるし、そうやって作り上げられていく裁判って
実はたくさんあるのかもしれない。映画の中の裁判の様子を見て
そんなことを思い。人が人を裁くってなんて恐ろしいことなんだろう。
そしてそうやって作られた真実は、本当のことより、重いんだよね。最悪。

などと、サスペンスとしても面白く観ましたが、
やっぱり何をおいても容疑者役のエドワード・ノートンですよ。
いやあ。デビューからぶっとばしてますね。
最初っからこんな役をこなしちゃうから、変な役しか回ってこないんだよね。
やっぱり彼は最高でした。ってことで映画評価も最高にしてみた。
リチャード・ギア、さすがに大物俳優だけあってオーラは凄かったけど、
新人にあっさり食われておりました。

私はとにかく「エドワードノートンがすごいらしい」という先入観込みで観たので、
最初の凡庸な容疑者が変貌する様はまあ予想はつきながらも
鬼気迫る演技に圧倒されどーでもよくなりつつ見てたのだが、
更に最後のオチがあって(10分前に読めたが)また演技に圧倒。
読めるオチだからこそ、彼の演技力があるから観れるんだよな、なんて思いながら。

でも最後のオチは虚しかったなあ。弁護士が呆然とするのもわかるよ。
「今までの裁判はなんだったんだ?」みたいな。
全てを無に帰し、一気に人間不信に陥りそうななんともいえない映画でした。
私はそのオチで評価を上げてしまう暗い人間だけど、人によるかもね・・・

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