« スクール・オブ・ロック | トップページ | SAW »

2005/12/07

スイミング・プール

スイミング・プール 無修正版
スイミング・プール 無修正版
  • スタジオ: 東北新社
  • 価格: ¥ 4,935
  • 発売日: 2005/01/21
  • 売上ランキング: 2,708
  • おすすめ度 3.95

「8人の女たち」のフランソワ・オゾン監督。
「8人の女たち」はかなり好きな映画だったので、
この映画もすごく楽しみにしていた。やっとDVD化、嬉しい。
しかし「無修正版」があるということは修正版も・・?
私が見たのはレンタルだったが、多分無修正でした。
無修正でよかったです、いやほんま。
売れっ子推理作家のサラ、編集者で愛人でもある男の別荘で、
小説を執筆することになる。そこはフランス、その別荘にはプールがあって、
周りは静かで快適、サラは小説に没頭していくが、
男の娘ジュリーがやってきて、奔放に男を連れ込み、サラの生活を乱す。
怒るサラだが、ジュリーというフォルダをパソコンにつくり、彼女を観察し始めた。
徐々にジュリーに近づき、彼女の母親の存在に迫るのだが・・・

最初どうしようかってくらい何も起こらずに眠くなるくらいだったが、
ジュリーがやってきてからその静寂が壊され、サラの静かな生活が壊されたことが
空気としてこちらに伝わる、うまい演出。そこからは目が離せない。
サラとジュリーとを全く同じアングルで映したり、そういう映像を繰り返すことで、
すでに枯れてしまった女サラと、今まさに熟そうとしている女ジュリーを対比させ、
そこから女のいやらしさというかそういうものがねっとりと現れてくる、
だからこそ走る緊張感。淡々としたストーリー展開なのに、妙に手に汗握ってしまう。
男がまた下半身馬鹿みたいな野郎ばっかり出てくるもんだから、
なんか余計際立つのですよね、女のしたたかさとエロさがさ。なんかさ。

そこで起こる殺人事件はまあおまけみたいなもので、
そのおかげで奇妙なつながりがうまれてしまうサラとジュリーの関係にまた
目が離せなくなるんだよなあ。友情より深く、なんだろうあれは。情愛?
だってジュリーのためにサラは脱いでまでみせるのだ。
裸になるとちっとも枯れてないシャーロット・ランプリング。美しすぎる。

で、ラスト、普通ミステリだったら謎がとけて終わるはずのところで、
最大の謎を私達にみせつけたあと、あっさりと映画は終わってしまう。
ジュリーの思惑があらわになったのか?というラスト、いやーやられましたねー
これでこの映画さらに好きになった。
謎は謎のまんまで、想像にゆだねられる。だからこそ残る深い余韻。

脚本や演出がうまくてずっと目が離せないし、何より女優2人が
美しすぎました。シャーロット・ランプリングの熟して枯れた美しさ、
リュディヴィーヌ・サニエの若さと美しさ、
この対比がなければこの映画は成り立ちません。
2人の演技も存在感もすごい。大女優と肩を並べて
惜しげもなく裸体をさらけまくったリュディヴィーヌ・サニエの方を
特に褒め称えたいと思います。

彼女、「8人の女たち」では子供だったのに、急に女になって・・
と近所のおばちゃんみたいな目で見ちゃいましたが。

|

« スクール・オブ・ロック | トップページ | SAW »

コメント

こんにちわ♪
TBありがとうございます。
なかなか不思議な作品でした。
自分はこの監督の作品を見るのが初めてで、
最初ちょっと戸惑いましたが、
見直して見てその世界観が少しは理解できたかと(笑)

>何より女優2人が 美しすぎました。
>2人の演技も存在感もすごい。

まったくの同感です。
彼女達が在っての作品だと思います。

投稿: 耕作 | 2006/06/03 16:20

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7674/69596

この記事へのトラックバック一覧です: スイミング・プール:

» スイミング・プール [タクシードライバー耕作のDVD映画日誌]
製作年度 2003年 製作国 フランス/イギリス 上映時間 102分 監督 フランソワ・オゾン 脚本 フランソワ・オゾン 、エマニュエル・ベルンエイム 音楽 フィリップ・ロンビ 出演 シャーロット・ランプリング 、リュディヴィーヌ・サニエ 、チャールズ・ダンス 、 ...... [続きを読む]

受信: 2006/06/03 16:21

« スクール・オブ・ロック | トップページ | SAW »