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2005/12/06

イン・ザ・カット

イン・ザ・カット
イン・ザ・カット
  • スタジオ: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 価格: ¥ 2,000
  • 発売日: 2005/06/22
  • 売上ランキング: 6,667
  • おすすめ度 2.6

ジェーン・カンピオン監督「ピアノ・レッスン」はかなり印象に残っている映画だ。
もう10年位前に確か元の彼氏と二人で観た。
当時は私もまだ若かったので、なんていうか、なんで主役の女の人は
あのワイルドなおっさんにそこまでのめりこむんだろう、なんて思いつつ、
なんとなく感じる不快感というか、いやな感じというか、そういうのを強く思い、
それでも観終わった後は「なんか、よかったよね」ってなっていた。
当時の彼氏の感想「俺この映画嫌いや」・・・ああ、男の人はなんとなく嫌いそうだ、
っていうのもなんとなく納得がいった。
まあ今思えばその「ワイルドなおっさん」はハーヴェイ・カイテルなわけで
そりゃーはまるやろ、って感じなんだが、当時彼の魅力を全くわかってなかった私、
それでも女特有のいやらしさというか、エゴというかえげつなさというか、
なんかそういうのを感じたような、気がする。

前置きが長くなったが、その監督の映画である。私の期待は並々ではなかった。
映画公開時から見に行こうか迷っていて、近所でやってなかったんでDVDを待った。
ちなみに、私は健全なラブコメをあまり見ない人なんで、
メグ・ライアンのキュートな映画はほとんど見たことがない。
彼女がキュートイメージをぶち壊すんなら見てもいいな、って思ったのもある。


メグ、エロいわ。いやらしいわ。普段はまじめで男を寄せ付けない地味な女ぶってて、
いざセックスとなると急にノースリーブワンピを着て化粧をして「女」になる。
そしてその疲れ果てたヌードがいやらしい。いやーいやらしいわ。
たれたおっぱいといい、たるんだ目元といい、とにかくいやらしいのよー
色気とはまた違うんだけど、ひた隠しにしていた女の部分がちらちら出てくるいやらしさ。
監督もメイキングで言ってましたが「今の時期のメグでないと演じられない」、そうでしょうね。
同年代のほかの女優、たとえば二コール・キッドマンでもそりゃ演技は達者でも
ここまでのエロさは出ないと断言できる。だから製作に回ったのかなー
脱いでたるんだ体見せたからだけじゃなくて、メグは凄かったです。なんか凄い。


と、メグのやらしさに目を奪われた私だったが、ストーリーはサイコサスペンス。
近所でバラバラ殺人が起こり、メグ扮するまじめな英語教師フラニーのもとに
刑事が聞き込みにやってくる。刑事の手には事件当日に見たあやしい男の刺青と
同じものが彫ってあった・・・それでも刑事との愛欲にふけるフラニー。
どうして殺人犯かもって疑ってる男とそうやって寝ちゃったりするのか、
冷静に考えればそれ危険でしょ、ってシチュエーションだが、
フラニーは男を愛してしまったのか、だから体を重ねるのか。なんか違うのです。
愛してるわけでもなく、でも体だけが欲しいわけでもない。
彼女がどうしてそんなことをするのか、考えれば考えるほど、なんかいやらしいの。
考えるとずぶずぶ女の深みに入っていく。なんかそんな映画。怖い。


サスペンスなんでラストはまあサスペンスらしくすっきりまとまってしまい、
ちょっと興ざめ感ありました。
もっとなんていうかなあ、彼女の女としての内面的なものにがんがん、
あーもう勘弁してくださいってくらいまで踏み込んで欲しかったなあ。
そこらへんが物足りないと感じました。
脚本はもっと練れたんじゃないかなあ。惜しいなあ。

カメラワークはなんていうか素人撮影みたいで(いい意味で)緊張感増してたし、
画面は赤中心、赤は血の色、そして女の口紅、内面の色。印象的でした。
メグ以外の役者がちょっと・・・妹は退廃的エロで雰囲気出してたけど、
刑事の男が全く私の好みではなかったので、そこはテンション下がってました。
ハーヴェイ・カイテル呼んでこいっての。
あとケビンベーコンは何の役なのか最後まで謎だった。

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