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2005/12/14

レザボア・ドッグス

レザボア・ドッグス スペシャルエディション
レザボア・ドッグス スペシャルエディション
  • スタジオ: ジェネオン エンタテインメント
  • 価格: ¥ 4,935
  • 発売日: 2003/09/26
  • 売上ランキング: 10,520
  • おすすめ度 4.64

最近自分の中でタランティーノが大流行で(マイブーム(死語))
デビュー作とりあえず観よう、と思って借りたのです。
しょっぱなからバカバカしい会話が6人の強盗たちによって繰り広げられていて
笑えるんだけど、そのあとのオープニングタイトルの音楽と映像のカッコよさに
あっさりしてやられ、「やはりタランティーノ」と思いつつ観始めました。つかみOK。
いつも思うけど、彼の選曲のセンスはただもんじゃないね。

そしていきなり場面転換、6人の強盗たちが次々倉庫に逃げてくるシーンが
繰り返され、彼らの会話によってどうやら強盗が失敗したこと、
裏切り者がいたこと、なんかが明らかになっていく。
一人重傷を負って血みどろの男が気絶してる横で、男達は疑心暗鬼を
膨らませていくが、さて裏切り者の警察の「犬」は誰か?

倉庫という限られた場所での男どもの会話、を中心とした
場面展開だけみたら退屈の部類に入る映画のはずが、
そんなこと一切感じさせない息をつかせぬ展開で、手に汗握った。
時間も前後して徐々に全貌が見えてくる。ものすごくよくできた脚本。

で、人質の警官を強盗が陽気な歌に合わせて踊りながらいたぶるシーンの
シュールさといったら、「らしい」というか、
残虐シーンだが怖がれず、うーんとうなってしまう。
でもそのあとの銃撃戦ではほんまに鳥肌がたった。緩急の差でもみせてくれる。

更にすごいのが役者で、まさに全員適材適所。タランティーノ自身まで
しょーもない役で出てるんだけど、これがまたぴったりで笑える。
そしてティム・ロスが凄かった。「フォールームス」で見事なコメディアンぶりを
発揮していた彼が、今回鬼気迫っていて、さりげない表情とかにも
ぎくっとさせられた。今まで気にしてなかったのに急に俄然気になる俳優へ。

ラストシーンでは人情味溢れるハーヴェイ・カイテルが凄かった。
最後のシーンをみてなんとなく私は
「ああ、仁義なき戦いだねえ」と思ったのだった。
義理人情で日本的だわ。なんだか。
気持ちいい話ではないけどさ、この最後はなんだかほっとするような。どうだろ。

でも最後の唐突さにはびっくりするけど。あとは想像に激しくお任せ、で
放り出すその感覚も、私はけっこう好き。

と、タランティーノ的要素がシリアスにつまった一作だと思います。
基本だし原点。
「パルプフィクション」では完成しつつもちょっと過剰になって、
「キルビル」は明らかに行き過ぎちゃった、って感じだし、
なんつうか、原石を楽しむならこれかなー、なんて思いますけど。

余談だけど、これを観て「海の上のピアニスト」と「ピアノレッスン」、
更に「ファーゴ」、を観ようと思いました。
全く関係ない映画なんだけど俳優つながりで。
なんか、映画ってやっぱり面白いし深いよね。
タランティーノほどはまらなくていいとは思うけど、私もちょっとはまってみるか、と。

ちなみにサントラも最高でした。

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スティーブ・ブシェミの誕生日☆ 『ファーゴ』では 散々「変な顔」と言われたあげく 最後は殺されミンチにされちゃったり… 『アルマゲドン』では キャバクラで暴れ 惑星の上でも狂って暴れ みんなに迷惑をかけてみたり… 他にもたくさん 何ともおいしい ...... [続きを読む]

受信: 2005/12/17 01:56

» 『レザボア・ドッグス』(米) [極私的映画のススメ]
なんとまあ、救いようの無いラストです。 潜入捜査をしていた、警察が、現場を押さえるために強盗に参加、 このことをあらかじめ警察に流していたんで、もちろん警察に包囲されるんですが、 そこから強盗団と逃げる途中に一般市民に腹を撃たれてしまう。 結局、強... [続きを読む]

受信: 2006/01/08 14:41

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