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2005/12/07

コールドマウンテン

コールドマウンテン
スタジオ: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
価格: ¥ 2,940
発売日: 2004/09/15
売上ランキング: 7,667


南北戦争中。コールド・マウンテンで出会ったインマンとエイダ、
戦争でインマンはいなくなり、エイダは男の帰りを待つ。
なんとも王道な戦争恋愛大河ドラマ、である。
観る前は、ハリウッド的な大袈裟な表現とか、過剰なまでの
泣ける演出とか、そんなのを想像していて、どうかなあ、と思っていた。
時間も長いし。

でも観てみたらなんか違った。
王道には違いない。話の展開も読めるし、やっぱりな結末といい、
びっくりするくらい予想通りだった。でも白けずに観れた。
なんだろ。全体からすると、どちらかというと淡々としていて、
静かで退廃的印象すらある。
その雰囲気に一番大きく作用したのは音楽じゃないかな。
ジプシーが奏でているような切ないメロディが流れ、
それと静かな映像。だからか、戦争映画特有の大袈裟な感じ、
説教くさい感じもなく、淡々としみいる作品。

女は男を待っていて、その間に家は没落していくんだけど、
どうしようもなく飢えながらただ待っている。
そこに現れたたくましいメイドのルビーに尻をたたかれ、家を復興しながら、
強くたくましく変わっていく。
戦争で取り残される女子ども達が孤独に懸命に生きる姿が随所に出てきて、
男女問わず二人が出会うたくさんの人物達のドラマが出てくるが、
それらの描き方とバランスがうまいのだろう、過剰でなくやりすぎでもなく、
それが淡々とこちらにもしみこんでいく。

脱走兵を許さず、戦争から逃げ出した男を追う味方達。
敵との殺し合いより、味方同士の殺し合いが多く描かれ、
戦争が人を狂わせるのか、人間とは本来残酷なものなのか、
なんてことを考え、虚しくなった。

俳優達も豪華。ニコール・キッドマンはあれかなあ、
ジュード・ロウが相手役だからか若作りした印象だったし、
別にニコールじゃなくてもいいんじゃ、この役は、とか思ったりしたけど
弱い女がだんだん強くなるのが如実にわかるさすがの演技。
助演女優賞のレニーは驚くほど野性的で、
このくらい汚れないとアカデミーの女優賞はとれないのかあ、
(付け鼻でとったニコールや太って取ったシャーリーズセロンしかり)
なんて思ったりした。
あと印象的だったのはちらっと出てきたナタリーポートマン。
強くて弱い女を凛と演じていて、きれいだったなあ。

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