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2005/12/09

ピアニスト

ピアニスト
ピアニスト
  • スタジオ: アミューズソフトエンタテインメント
  • 発売日: 2003/12/05
  • 売上ランキング: 18,236
  • おすすめ度 3.67

うーん。
どう評価していいかわからん。
正直言ってしまうと、映画の最中眠くて眠くて辛くて、
夢のようにしか覚えていないのだった。
これだけ眠い映画というのも初めてだ。

といって、だらだらした映画では全然ない。
ピアノの音しかしない無音の画面からは、母と娘の
恐ろしく緊迫した空気が漂ってきて、主人公の女性が放つ
緊張感といったらぴりぴりと凍りつくほど、なんだけども、
ただ、ものすごく静かだったのだ。

いや、映画=芸術と考えるとある意味素晴らしい映画です。
こんなにはりつめてぴんとして切ない映画は知らないわ。
これは皮肉ではなく本当に。できたら起きて観ていたかったさ。
どんなに辛くてもね・・・・・もしかして、すごく辛いから寝ちゃって、
悪い夢にしたかったのかもしれんな。自己防衛か。

そう、友達が「独身30代女が見てはいけない映画№1」と断言していた。
そのとおりだと思います。
これほど辛い映画は知りません。

母とずっと二人で暮らし、40代?にさしかかってしまった主人公は、
ぴんと背中を伸ばしてピアノを弾いているピアノ教師だけども、
母とのとてつもなく緊張した愛憎に包まれてがんじがらめである。
そこに現れる、彼女を愛する若い男、しかし彼女は、
彼を普通に愛すことができず、そして悲劇的な結末が訪れる・・・・

なんつうかなあ、いちいち生々しい。ラブシーン(といえるのかどうか)も
主人公のはりつめた感じもさ、とにかく生々しくて気がめいった。
脱いだりしないけど、女のエゴとか考えると、
これほどやらしい映画も多分ないだろうなあ・・・生々しいなあ・・・・

静かにすすむ映画の中、主人公が突然大声で泣いたり、
そういう激情がたまにほとばしるたびに、私は眠気から醒めて、
すごく感情を揺り動かされました。なんだかとても哀しかった。
そして最後の結末も衝撃で、ただただ、哀しかった。

独身だったりして孤独が身に染みちゃったりする人には、
私は薦めないなあ。孤独が身に染みてしまうから。

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