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2005/12/09

レッド・ドラゴン

レッド・ドラゴン
レッド・ドラゴン
  • スタジオ: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 価格: ¥ 1,565
  • 発売日: 2005/04/08
  • 売上ランキング: 3,752
  • おすすめ度 4.5

待ってましたのハンニバル・レクター3作目です。
クラリスのいないレクターものなんて、とちょっと思いながら観たのだけど、
エドワードノートン演じるグレアム警部との闘い、見事だった。

私は「ハンニバルレクターの人喰い犯罪の全容が明かされる映画」だと
勘違いして期待して?観てたんだけど、そうではなかった。

レクターは最初、人喰い殺人犯をグレアム警部と追いかけるふりをして、
自分で人肉を料理して他人様にふるまってたり!したんだけど、
それに気がついた優秀なグレアム警部に、捕まえられてしまう。
レクターは終身刑、グレアムはその後FBIの表舞台から姿を消すのだが、
またもや凶悪な「かみつき魔」が世間を騒がせているので
捜査協力を要請され復帰、そしてレクターに意見を聞きに行く・・・

捜査官が、サイコ犯罪についてレクターに話を聞きに行くという設定は
「羊達の沈黙」同様。しかしグレアムとレクターの間に流れる感情は違う。
お互い、自分と似た黒い部分があるのがわかっていて、それゆえの憎しみ、というか。
凶悪犯の行動を「想像」できる稀有な能力があるグレアムは、
狂人レクターの中に自分と似たものをみていたのではないか。
そういう微妙な関係。それがかなりの恐怖だった。

グレアムが追いかける凶悪殺人犯についても、かなり掘り下げて描かれていて、
彼の哀れさが、認められないまでも、身に染みる。
ただ、愛に飢えていただけの哀しい男。
その掘り下げ方と、グレアムとレクターが絡み、重厚な犯罪ドラマが出来上がっていた。

役者がかなり良かった。この映画。
エドワード・ノートン、演技も顔も色気も最高です。
こんな私好みの俳優、今までノーチェックだったなんて。
これからミーハーに彼の作品を見続けてやる、と思いました。
その他競演陣も豪華、「ピアノレッスン」のハーヴェイ・カイテル、
犯人役のレイフ・ファインズも存在感たっぷりでした。
そしていわずもがな、アンソニー・ホプキンズの不気味さといったらあんた。
映画の本筋からは離れているはずの人物なのに、
たまに出てくると画面がぴりっと、私もピリッとしました。なんか緊張するのね。
わざとだと思うけど、白い顔に真っ青な瞳、そして何故か真っ赤な口、
人間というより化け物の領域に入りつつある、のだが、
人は何故かひきつけられずにいられないんだな。彼には。

インパクト的にはやはり1作目「羊達の沈黙」にはかないませんでしたが、
「ハンニバル」よりは絶対良かった。
これは私の感想だけど、レクター博士モノで一番の出来、という評価が
あるのは、確かに正しいと思う。
非常に完成度の高い、そして怖い、映画でした。怖い怖い。

ラストを観たら、もう一回「羊達の沈黙」を観たくなっちゃいます。
そして多分引き続き「ハンニバル」も。もう、とりつかれてるな。レクターに。

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受信: 2005/12/15 23:18

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