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2005/12/09

ブラザーフッド

ブラザーフッド プレミアム・エディション
ブラザーフッド プレミアム・エディション
  • スタジオ: ジェネオン エンタテインメント
  • 価格: ¥ 4,179
  • 発売日: 2004/11/05
  • おすすめ度 4.05

確か出てた女優さんが最近自殺したんですよね。そういえば。
って観てる最中に思い出したけど。けっこう、いい感じの女優さんだったのに。
って、そういうのが話題になってしまう映画って哀しいですよね。

っていうか、ウォンビンって人気あるんですか?
最近の韓流ブームには全く乗れてないのでよく知らないんだけど。すんません。
どっかでみたことあるなあ、って思いましたけど。だめですか。

えーっと、そういう話題は置いておいて。泣きました。いい映画です。

朝鮮戦争勃発、韓国でつつましく暮らしていた兄弟は、
いきなり心臓の弱い弟が兵に取られたため兄も弟を取り返すために兵役につく。
そして勲章をもらうことと引き換えに弟を除隊させようと、
勇敢に兵士として闘うが、「兄さんは変わってしまった」と弟に拒絶され、そして・・

弟が兵に取られるときの混乱も、戦争に入ってからの描写も、
すごくリアルでほんまにいやになった。特に戦争のところはひどいです。
腕やら足やらがあっという間に吹っ飛んでいく。目の前に爆弾ががんがん落ちて、
地雷を踏んで、至近距離で銃撃戦をして、刺したり撃ったり、
・・・目を背けたくなります。グロいの苦手な人はだめだろうし、
戦争の本当の姿、を目の当たりにしてつらくなる。
自分が生き残るためには誰かを殺さざるを得ない。
壊れていく兵士達。飢えて狂って仲間を撃つ兵士、それを殺す仲間。
本当に観たくない。

日本の戦争映画も悲惨なの多いけど、空襲やら原爆やら、受身でもあり、
どうしても被害者意識がある。もちろん戦時下の人に「あんたも悪い」とか
批判する気はないけどさ、映画とかもそういう作り方をされてる。けど、
あちらは市街戦だから、双方殺しあってる。「お互い様だよ戦争ってのは」ってことを、
まざまざと見せ付けられるって言うか、そういうのがね、つらかった。
こういうことを北朝鮮と韓国は経験してきたわけで、それをすごく重く感じた。

とはいえ、そういうシーンを見せ付けつつ、この映画のテーマは
兄弟の絆というひとつに絞られてて、兄が弟を思ってやればやるほど
弟は離れていく、そういう過程を見てるのもつらくって、
「大人気ないなあ、わかってやれよな」とか弟にキレながらみちゃうんだけど
兄もあまりに徹底して戦争の鬼になっちゃうもんだから弟の違和感もわかるし、
と、双方の心の機微がわかるような丁寧な描き方、どうしても感情移入しちゃって、
ラストの号泣につながってしまうわけで。
あーつらい映画だなーって思うんだけど、結局、兄は自分のやりたかったこと、
「弟を守る」ということは成し遂げたわけだし・・・、ということで自分を慰めてみた。

人間のいやな部分も弱い部分もさんざん見せられるけど、
それでも生きるって悪くない、そんな前向きさをもらえる、映画でした。
まあ、そうフォローしても哀しい映画ではありますが。泣いたなあ。

ウォンビンは「あーわかってやれよな若いよお前は」とため息をつきたくなる
若くて青くてどうしようもない弟を好演(褒めてるのか?)
それよりも固い意志を貫き通した兄を好演したチャン・ドンゴンがよかった。
目の力が強くて、こちらもまっすぐ見据えられる気になる。

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