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2005/12/06

約三十の嘘

約三十の嘘 特別版
スタジオ: 角川エンタテインメント
価格: ¥ 4,935
発売日: 2005/06/10
売上ランキング: 3,847
posted with Socialtunes at 2005/11/22

椎名桔平、中谷美紀主演、もうこれだけで観る価値十分なのだが、
予告でちらっとみたパンダの着ぐるみがすっごく気になっていた。
むっちゃ目つきが悪くてかわいくない。ゴンゾウって言うらしいし。
こいつがどんな風に出てくるのかとか、いろんな期待をして観た映画。

詐欺師5人が大阪駅に集結。そのうち数人は3年前まで一緒に仕事をしていたが、
なんらかの事情で決裂し、リーダー格の男はカリスマ級詐欺師だったのに、
今はふぬけのようになっている。5人はトワイライトエキスプレスに乗り込むが、
京都駅から、3年前の決裂の原因となった女が乗り込んできてから、
雲行きが怪しくなる。

面白いのは、舞台がほぼ電車に限られること。なんだか豪華そうな寝台特急。
彼らは劣悪布団を高級羽毛布団と偽って売るようなちゃちな詐欺をしてて
なんかイベントを開催してやってるらしいが、それは彼らが電車で語る話で
想像するしかないわけで。楽しみにしていたゴンゾウが練り歩いてる姿も見れない。
でも、おとなしくしていた新入りがイベント後に急にえらそうになってたりとか、
そんなことで十分想像は出来る。よく練られたおもしろい脚本。

で、この映画では詐欺とかしないのか?と思いきや、これまでの稼ぎがある時なくなり、
それぞれが疑心暗鬼になり暗躍し騙しあいを繰り広げる。
過去の出来事も少しずつ明らかになり、それぞれの人間模様が浮き彫りになる。
金を取ったのは誰か?最後に勝つのは誰か?
どんでん返しが続き、ラストまで目が離せない。

痛快な詐欺映画だと思っていてあっさりだまされてしまった。
案外しっとりとした恋愛映画だったことがラストで判明しちゃうのだ。
騙し合いから、本当の仲間になり、つながっていく彼ら。
世間からはみ出してる彼ら、欲しいのは、実は金じゃないんだなあ。

いい役者そろってます。中谷美紀はやっぱり情感豊かないい女優さんで、
綺麗やし、数年前からずっと好きなのです。今回も堪能しました。
椎名桔平も食えない男やらせたらいいですよねえ。
で、妻夫木くんの魅力も十分に引き出してると思うし。
しかし妻夫木くんはいい映画を選んで出てますね。最近は行定監督が
ビッグになってきたから大作にも出てるけど、質のいい小品に出て
素だけどいい演技してると思う。
そして、五嶋智人のキスシーンははじめてみた。二度とみれないんじゃないかな。

音楽はクレイジーケンバンドで、この食えない映画の雰囲気づくりに
一役買ってます。一癖あるけど粋なサウンド、映画そのものでしたね。
トータルでもなかなか楽しめました。

でもゴンゾウはもっとみたかったの。心残り。

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