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2005/12/11

ラストサムライ

ラスト サムライ
ラスト サムライ
  • スタジオ: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 価格: ¥ 980
  • 発売日: 2005/11/18

公式サイト

いやあ、正直不安でしたよ。ハリウッドの日本モノでしょ。
しかも「キルビル」みたいにギャグとしてやってくれるなら笑えもするけど、
こっちは大真面目みたいだしさ、これで突拍子もない日本人が
うようよ出てきたりしたら痛いよ。笑えないよ。
しかも今まで日本モノで日本人が満足できるものなんてなかったし。
と。「いけてるのかどうなのか」という興味がまず一番先にたってしまった映画。

いやあ、素晴らしかったです。びっくりしました。
確かに時代考証は妙なところも多いし、
(変に知ってるから、フィクションってだけで違和感あるのが辛いところ)、
つっこもうと思ったら突っ込むところは山ほどあるけど、
なんていうか、彼らが描き出そうとしている「サムライ」像は、
日本人の私がみても、正しい姿のように思えた。

舞台は明治10年くらいです。
詳しいことは他のサイトにも詳しいしだらだら書きませんが、
どうやらモデルとなったのは西郷隆盛の西南戦争あたりでしょう。
維新が過ぎて明治となり、日本が急激な勢いで近代化を遂げていく中、
最後に残った本物の武士たちの闘いの記録です。
トムクルーズ演じるネイサン・オールグレンは、南北戦争に参加し
異民族を殺し続けてすさんでしまい、アル中になってる大尉。
彼は日本の軍隊の近代化を助けるため破格の給料で日本に引き抜かれ、
そこで指導にあたってるうちに戦に巻き込まれ、敵方の勝元という武士に捕らえられ、
何故か殺されずに彼の近くで過ごすことになり。
そこで過ごす日々が彼に武士道の凄さを教えていきます。

雄大な自然の中、美しくも温かい画面で、日本での彼の生活がしみじみ描かれ、
勝元もただ彼と「会話」していただけで何を話したわけでもないんだけど、
それでも「サムライとは?日本人とは?」といったことが、
ネイサンにも、そして私にも空気として伝わってきて、
そしてそれが驚くべきことに、日本人として違和感がない。
そういう風に理解してくれてる人々が海外にちゃんと存在するという事実が
私にはなんだか嬉しかったです。

そして最後の戦いは、近代と武士との闘い。
大砲が唸る中を、彼らは馬でひたすら突っ切っていきます。
負けるとわかっていても突き進む彼ら。そう、武士ってそうなのよ。
思わず私は涙してしまったよ。わかりやすいな私。生粋の日本人やな。

役者がまた素晴らしかった。渡辺謙がとにかく凄いです。武士の鑑だ。
あの真田広之を脇に控えさせ、トムクルーズと互角にやりあう、というより
絶対トムを食ってたよ。いや、私が日本人びいきだから言ってんじゃないよ?
で、小雪もとにかく美しかったですね。アジアンビューティだ。素晴らしい。
そして「ボブ」!いい味出してました。ネタなので「ボブ」としか呼ばないけど
彼を「ボブ」と呼ぶそのセンスはどうなの?笑ってしまった。
で、主役褒めるの忘れてたけど、トムクルーズの殺陣凄かったですよ。
日本語もローレンイシイ(キルビル)に比べると格段に自然だった。

それから、思わずハリウッド映画って忘れそうになっちゃうんだけど、
戦闘シーンの人の多さと凄まじさは流石、ですね。そこで思い出す、って感じ。
ちょっとやりすぎな気もしたけど、あれほど迫力ある殺陣は前代未聞です。
あの迫力は日本映画では出せないかもしれないなあ。残念(やはり日本贔屓か)

って絶賛してますけど、一応突っ込むところ突っ込んでいいですか。

なんで日本語に英語の字幕が出るの。思わずわからんのに読んでしまって
読んでるうちに台詞聞き漏らすのでした。すいませんバカです私は。
それにしても、英語では4単語で済むような文章が、日本語だとこうなる。
「あなたはあなたのなすべきことをしただけですから」
(すいません英語原文忘れました。duty(義務)が入ってた気がする)
なんか日本語って複雑で美しいなあ、とそれで思ってしまう私は
やっぱりただの日本人です。ごめんなさい。

それから、吉野っていってましたが、その森にはどーみても
南半球でしか生えてないような 植物が密集してましたよ?
そこであの大迫力の殺陣ってどうなの。
どうしても「撮影はニュージーランド」なんだよなあ。
日本じゃあの景色はありえないんだよなあ。でも画面は雄大だったし許す。

それから勝元、英語うますぎでしょ。日本で「サムライ」を背負ってた男が
あれだけ英語できるってどうなの。渡辺謙、英語もかなり流暢でした。惚れるわ。

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史実とは異なるフィクション映画ですので、時代考証などは考えずに観てほしいと思います。 一番の見所は、なんといっても明治の日本の壮観さです。 細密に再現された衣装や小道具など、明治維新の日本が非常に丁寧に描かれ、日本の美や誇りが美しく繊細に表現されています... [続きを読む]

受信: 2005/12/17 17:19

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