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2005/12/23

竜馬の妻とその夫と愛人

竜馬の妻とその夫と愛人
竜馬の妻とその夫と愛人
  • スタジオ: 東宝
  • 価格: ¥ 6,300
  • 発売日: 2003/05/21
  • おすすめ度 3.69

白状します。この映画を観るコンディションは最悪でした。
あの日はとにかく眠かった。
私は寝転んで部屋を真っ暗にして映画を観るのが常なもんだから、
眠いともう、拷問なのね。起こしてくれる映画ならいいんだけど、
あいにくとこの映画(の前半)はそうじゃなかった。
私は途中でビデオとめて2時間寝ましたな。

物語は、竜馬の妻だった女おりょうのその後を描いたものなんだが、
おりょうは今はどーしようもないテキ屋の男松兵衛と結婚していて、
でも竜馬そっくりな別の男、虎蔵と浮気している。
そこに竜馬13回忌の知らせを持ってやってきた役人覚兵衛が加わり、
事態は動いていく・・・という、話なんだが、
前半は皆が皆「竜馬」「竜馬」と竜馬を懐かしんでばかりいて、
なんつうか後ろ向きだよな、なんて感想を眠い頭で思っていた。

さて、ひと寝入りしてちょっとすっきりした頭で後半を見る。
そこには4人が勢ぞろいして、更に揉め事が大きくなる予感。
そこから俄かに面白くなった。
かっこいい男ぶっていた虎蔵が実は全然カッコよくなかったり、
覚兵衛がいい味出してたり、おりょうは異様に色っぽくて退廃的、
皆それぞれの持ち味を存分に発揮しての会話術。面白い。

そして最後には、一人だけ竜馬にとらわれず「今」を生きている松兵衛の、
長い叫びが印象的なのだった。あんな旦那がいて、良かったやん。おりょうさん。

それでも竜馬の亡霊は相変わらず4人に重くのしかかるんだけどね。
ちょっと切なくなったり。で、ラストのオチにはまたくすっと。

覚醒して観てたらもっと面白かったのかなあ?
・・・ま、でも、三谷幸喜脚本、と期待したほどの抱腹絶倒な面白さではなかったな。
三谷幸喜も相当竜馬が好きとみえる。思わずセンチメンタルになっちゃったか?

それにしても、実際のおりょうも晩年は不遇だったらしいし、
多分日本の長い歴史の中で一番の「いい男」であろう坂本竜馬、なんぞと
恋仲になってしまった女なんて、彼が死んじゃったらもうほんまどうしようもなかったろうと思うわ。
あとの男なんかくずだよね、くず。・・・私もたいがいかぶれてますから。竜馬に。
すいません殿方の皆さん。
それにしてもそれだけの影響を残す人間って、どんなだろうね。どんなオーラなんだろ。

ほとんど登場しない坂本竜馬が主役の映画でした。といっておこう。
ということは主役はトータス松本か、と皮肉など言ってみたりして。
いや、でもトータス、遠目に見たら竜馬そっくり。意外。

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