2006/06/30

嫌われ松子の一生

奇跡のような映画だった。原作読んで全部話を知っている私でさえ、最後は号泣した。
映画終わって、「まーげてー、のーばーしーてー」とふと最後に流れてた曲を口ずさんでしまい、
で、それだけで思い出し泣きできるくらいの号泣だ。後ろの席の人(兄ちゃん)も泣いていた。

普段から原作がある映画にはいろいろ思うところはあって、あれが違うこれが違うと
不満ばかりが目に付いてしまう。一旦出来たイメージは映画を観たら崩れるに決まってるのに、
それでもつい観にいってしまうのは、この原作を映画がどうやってアレンジしてるのか、
映画は映画で映画として、原作では出しえない魅力があるのかないのか。
そんなことが気になったり、キャスティングが気になったり。
そもそも映像化、なのだ。原作より想像力は限定されるけれど、
できることは山ほどあるはずで、人間を実体化できたり、すごい音をつけてみたり、
映像を美しくしてみたり、どうにでも転ばせられるはずなのに、
中途半端にしか転びきれない作品が多いのはどうしてだ。

続きを読む "嫌われ松子の一生"

| | コメント (2) | トラックバック (9)

2006/04/28

恋の門

恋の門 スペシャル・エディション (通常版)
恋の門 スペシャル・エディション (通常版)
  • 発売元: 角川エンタテインメント
  • 価格: ¥ 4,935
  • 発売日: 2005/04/08
  • 売上ランキング: 40,449
  • おすすめ度 3.33

うわ、松尾スズキやりよったね。すごいね。面白かった~

石の漫画芸術家の蒼木門、コスプレOLの証恋乃との恋物語。
誰にも理解されない石の漫画を書く男、門が、ある時美人OLに出会い、
一晩を過ごして童貞喪失?かと思いきや、朝起きたらすごい格好をさせられていて、
ぱちぱちと写真を撮られている。何事?彼女はコスプレが趣味で、
そして同人誌にマンガを書いていた。かみ合わない二人。さて、この二人の恋の行方は?

続きを読む "恋の門"

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2006/04/01

県庁の星

母が織田裕二ファンなので見に行かされた。
母に「これはDVD出てから借りてみたらいいやん?すぐテレビでやるしさ」と
何度か説得を試みたが、「いやー今すぐ見るー」とだだをこねられ、
平日のくたびれた日に無理して見に行ったのだ。
すると母はすいてるのをいいことに前の席に足を投げ出すわ、私にやたら話しかけるわ、
「ここは家かい」と突っ込みたくなる傍若無人を尽くした挙句に、
終わってくたびれ果てた私に「面白なかったわ」と怒る始末。
わが親ながら殺意が芽生えたわ。

そういう家庭事情なため、織田裕二は面白くない映画には出てほしくないのよ。
お願いしますよ。

何がつまらなかったんだろ、ストーリーは頑張ってるし、笑えるところもあったけど、
なんだかひどく中途半端だった。
県の話なのかスーパーの話なのか、笑える話なのか泣ける話なのか、
恋愛モノなのかそうでないのか。あれもこれもと手を広げすぎて、散漫になった感じ。
笑いあり、涙ありのエンタメを目指したんだろうけど、成功しているとは思えなかった。
脚本もそういうわけでうまいとはいえないし、テレビドラマだったら質はいいんだろうけど。

柴咲コウとの恋愛にするにも、県庁エリートから反省して人間として変わったようには
到底見えない、ずっと同じ演技の織田裕二に、なぜ柴咲コウが惹かれるのかが
説得力ないし、そもそも歳が離れすぎてて不自然。
爽やかな好青年で若い子と恋愛できる歳は終わったぞ、織田裕二。
そろそろ父親役とかできるようにならないと、俳優人生やばくないか?と素で心配する私。

原作って柴咲コウの役がおばちゃんなんやってね。ちっ、そっちでコメディ路線でやった方が
ぜーったい面白かったのにーー。でも織田裕二がOKしないよな。

と、「こっちの方が面白い」妄想がむくむくとわきあがってしまい、
・二宮が大阪のおばちゃんだったら
・石坂浩二が悪代官だったら
というテーマで別バージョンを書いてみた。
ちょっとだけ書くつもりがノリにノッてしまい、こんなにだらだらと書いてしまったのだが。
ま、気が向いたら読んで下さい。暇つぶしくらいにはなるかも。

続きを読む "県庁の星"

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2006/01/26

キング・コング

キング・コング プレミアム・エディション
キング・コング プレミアム・エディション
  • 価格: ¥ 3,502 (22% OFF)
  • 発売日: 2006/05/25

私は動物ものが苦手で、「南極物語」「ハチ公物語」で確実に号泣していたので、
それを彼氏に伝えると「じゃあ「キングコング」は絶対泣くな」とお墨付きをもらい、
そして実際目がうるうる。うー泣いちゃいましたよ。

何十年も前に作られた映画「キングコング」のリメイク、原典を見た人に聞くと
「ほぼ忠実に再現」されていたらしい。私はもとのを知らないから、全く1から楽しめた。

落ち目だけど、凄い映画を撮りたい情熱だけはある監督カールは、
伝説の島骸骨島で映画を撮影しようと、同じく窮地に立たされた女優のアンとともに
船に乗る。脚本家も一緒に船に乗る羽目になり、その船の船長は動物の生け捕りを
得意としている。そんな一行が本当に骸骨島にたどり着き、そこで原住民の襲撃に遭い
アンはさらわれ、生け贄としてさらされる。アンを奪いにきたのはキングコングだった。

続きを読む "キング・コング"

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2005/12/30

ギルバート・グレイプ

ギルバート・グレイプ
ギルバート・グレイプ
  • スタジオ: 角川エンタテインメント
  • 価格: ¥ 2,250 (10% OFF)
  • 発売日: 2005/08/26
  • おすすめ度 4.36

ジョニー・デップ主演。私は彼が好きでいろいろ変な役のも見たが、これが一番良かった。
レオナルド・ディカプリオの出世作でもある。知的障害をもつ弟を演じていた。
こういっちゃなんだがこの時のディカプリオが一番良い。

のどかな街、動けないくらい太ってしまった母と、知的障害の弟を持ち、
平穏に生きている青年。その前に現れる、ジュリエットルイス扮する女性。
彼らが織りなす空間。そして、印象深い結末。

話の内容はさっぱり忘れてしまったけど、(上のもうろ覚え・・・)
何年も前に見たのに、今でもあの空気感と、たくさんの映像を覚えている。
少し諦めと切なさの混じった、でもやさしく、穏やかな感覚。

もう一回観て心癒されよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/12/14

きょうのできごと

友人の引越祝いで集まった若者達の一日を描いた、群像劇のような映画。
洋画では「マグノリア」がそういう感じの映画だったけど、
あれよりもっともっとささやかで日常的な感じ。ぜんぜん違うか。
原作を読んで、「これだけ日常的な話が映画になりうるんだろうか?」とか
思っていたけど、いい映画になってました。

続きを読む "きょうのできごと"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クロエ

なんてキレイな映画。ああもう。

プラネタリウムで勤める真面目な青年高太郎は、ある時ごく普通にクロエという
かわいい女性と出会い、あっという間に恋に落ち、結婚する。
二人はとてもとてもものすごく幸せだった。
でも、クロエの肺には、睡蓮のつぼみが宿っていた・・・
一つ目のつぼみは摘出したものの、もう一つの肺にもつぼみが・・・・
そのつぼみが、花を近づけるとしぼむことがわかり、高太郎は闇雲に働いて
部屋を花で埋め尽くす・・・・

続きを読む "クロエ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

害虫

うーん、観てる間はあんまちゃんと話の筋をつかめてなかったみたいで、
公式サイトみてから「ああそういうことだったのか」と
わかったことがいくつかありました。
私がバカと言われればそれまでだが、なんというか、散文的な映画というか、
わかりづらいのを売りにしてる、ような部分はあったかなあ。
だいたい主人公が中1だって気づいたの、最後のほうだもんなあ。
大人びてるよなあ。で、りょうがやってるのが主人公の母親だと気づいたのも
最後のほうです。だって若すぎる・・・
と、核となる部分をあまりわかってないまま観終わってしまった。・・・。

続きを読む "害虫"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ココニイルコト

大河ドラマ「新選組!」で山南敬助をやった堺雅人が出ているので、
それが気になって観た。
彼が好き、とかファンとかいうより、なんか妙に気になるのだ。
あの山南さんを演じるあの人が現代劇だとどうなるのか?

そして主題歌はスガシカオの「ココニイルコト」(「sugarless」に収録)。名曲。
この映画はスガシカオのこの歌と、最相葉月(「絶対音感」の著者)の
短いエッセイ(「なんといふ空」に所収)とに着想を得て作られたそうだ。

続きを読む "ココニイルコト"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

キル・ビル Vol.2

さて、楽しみでしょうがなかったキルビルの続き、映画館で観ました。

前作はほんまはちゃめちゃで大笑いの映画でしたが、
今回はそれに比べると真面目な復讐ムービーでした。
っていうか、あれで真面目な。って表現が出来てしまうあたり、
いかに前作がとんでもなかったかってことだけど・・・

続きを読む "キル・ビル Vol.2"

| | コメント (0) | トラックバック (0)