2006/07/25

ゆれる

大阪では1館でしか上映していない。近畿全体でも2館だけだ(7月末現在)
こないだの土曜日、昼1時頃映画館について、「2時50分の回1枚」と言うと、
「立ち見ですがいいですか?」と聞かれ、2時間前でも駄目だったか。と思いつつ
5時10分の回のチケットを購入。それでも整理券番号46番。
4時間も暇だったから、ついバーゲンで散財しちまいましたよ。疲れたわよ。
県庁の星とかさ、日本沈没とかさ、そういうのが大手映画館で見れて、
これを観るのに苦労するって、なんかね、違うと思うのよね。日本映画。
まあ私の知らない仕組みがいろいろあるんだろうし、いいけどね。

そこらのお涙頂戴の日本映画とはこの映画はまず、格が違います。

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2006/06/30

嫌われ松子の一生

奇跡のような映画だった。原作読んで全部話を知っている私でさえ、最後は号泣した。
映画終わって、「まーげてー、のーばーしーてー」とふと最後に流れてた曲を口ずさんでしまい、
で、それだけで思い出し泣きできるくらいの号泣だ。後ろの席の人(兄ちゃん)も泣いていた。

普段から原作がある映画にはいろいろ思うところはあって、あれが違うこれが違うと
不満ばかりが目に付いてしまう。一旦出来たイメージは映画を観たら崩れるに決まってるのに、
それでもつい観にいってしまうのは、この原作を映画がどうやってアレンジしてるのか、
映画は映画で映画として、原作では出しえない魅力があるのかないのか。
そんなことが気になったり、キャスティングが気になったり。
そもそも映像化、なのだ。原作より想像力は限定されるけれど、
できることは山ほどあるはずで、人間を実体化できたり、すごい音をつけてみたり、
映像を美しくしてみたり、どうにでも転ばせられるはずなのに、
中途半端にしか転びきれない作品が多いのはどうしてだ。

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2006/06/19

花よりもなほ

時は赤穂浪士の頃。青木宗左衛門は父の仇を討つため、松本から江戸へ。
そして仇の相手を探しつつ、貧乏長屋で暮らしている。
そこには個性的な面々が揃っていて、頼んでもないのに仇を探してくれる人とか、
すぐ切腹したがる貧乏武士とか、夫に先立たれ一人で息子を育てるおさえさんとか、
その他たくさんの愛すべき人達が住んでいる。
しかし、逃げ足はやたら速いが剣術はからきしだめな宗左衛門、寺子屋を開いて
子ども達に読み書きを教えるようになる。
そして、仇が見つかるが、仇には妻と小さい子どもがいた。

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2006/05/29

メゾン・ド・ヒミコ

メゾン・ド・ヒミコ 通常版
メゾン・ド・ヒミコ 通常版
  • 発売元: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2006/03/03
  • 売上ランキング: 54064

最近、売れた本が映画になるようなことが多くなって、本7割映画3割の生活をしている
私にとっては、ストーリーを知ってる映画ばっかり観ることになったり、
映画を先にみてしまうか本を先に読むか悩んだりしてしまっている。
で、本が先にある映画はだいたい、無理がある。面白い映画もそりゃあるけど、
2時間で収まらない原作を無理に2時間にしたりするもんだから、はしょったりするし、
結末違ったりするし、映画だけだったらこの結末でも良かったりしても、
なまじっか原作があると、原作のほうが良かった、だの、そんな邪心で見てしまうから、
なんだか純粋に楽しめない。

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2006/05/23

パッチギ!

パッチギ ! スタンダード・エディション
パッチギ ! スタンダード・エディション
  • アーチスト: 塩谷瞬
  • 発売元: ハピネット・ピクチャーズ
  • 価格: ¥ 3,990
  • 発売日: 2005/07/29
  • 売上ランキング: 6,197
  • おすすめ度 4.5

1960年代。京都。主人公はもてたいがために変な頭になって笑われる、普通の高校生。
ある日朝鮮高校の喧嘩にまきこまれ、逃げ込んだバスが倒れてえらいめに遭うんだけど、
破天荒な先生が「おまえらサッカーの親善試合申し込んで来い」と彼らを朝鮮高校に追いやる。
行った先ではこないだの喧嘩でバスを倒したアンシンがいて、
そして彼の妹がフルートで参加して奏でている曲は「イムジン河」・・・。
妹を忘れられない主人公は、風変わりな酒屋からギターを習い、
朝鮮の歴史について知っていく。

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2006/05/14

父と暮せば

父と暮せば 通常版
父と暮せば 通常版
  • アーチスト: 宮沢りえ
  • 価格: ¥ 3,990
  • 発売日: 2005/06/24
  • 売上ランキング: 3,998
  • おすすめ度 4.67

どこかにも書いたと思うけど、私の誕生日は8月6日。
広島に原爆が落ちた日だ。
だからか、小学校とかで見せられた戦争映画とか、
あまり他人事でない感じがして、熱心に見ていた、つもりだし、
誕生日の日の朝には黙祷もしていた。

でも、この映画観て思った。やっぱり、わからないんだな。
戦後産まれの私には、なんにもわかっちゃいないんだ、と。

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2006/03/10

69 sixty nine

69 sixty nine
69 sixty nine
  • スタジオ: 東映
  • 価格: ¥ 3,990
  • 発売日: 2004/12/21
  • 売上ランキング: 7,390
  • おすすめ度 4.26

いきなりCREAMである。オープニングがCREAMで始まる。渋い。
私は洋楽はジャズとかファンクとかいう偏ったジャンルしか聞かないので、
洋楽のロック系はどれも同じに聞こえてしまうが、彼氏が洋楽ロック系が好きなため
最近いくつか聞かされている。で、クラプトンがやっていたこの伝説のバンドCREAMと
ツェッペリンだけは聞き分けられるようになった。どっちも渋カッコイイ。
で、彼らの曲が巷で流れていた?渋い時代、1969年。
その年の佐世保を舞台にした青春映画が、この映画「69」。

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2006/02/22

博士の愛した数式

博士の愛した数式
博士の愛した数式
  • アーチスト: 寺尾聰
  • 発売元: 角川エンタテインメント
  • 価格: ¥ 3,808 (23% OFF)
  • 発売日: 2006/07/07
  • 売上ランキング: 62

平日、出張で疲れ切った日だったが、レディースデーの最後のチャンスと思い、
疲れをおして観に行った。
なんか不思議な感覚に陥った。ずーっとここに座ってずーっとこの映画を
観ていたかのような錯覚。すごく長い間、この世界に浸っていたような気がした。
いや、けっして退屈だったとか長かったとか眠かったとか、そんなことじゃなくて、
いい意味で、である。そしてずーっとこの世界にいたいような気もしたが、
映画は2時間で終わってしまった。残念だ。

80分しか記憶がもたない数学博士。義理の姉と住んでいるが、博士は離れに住んでいて
行き来はない。そこにやってきた若い家政婦。10歳の息子がいると博士に言ったら、
いてもたってもいられなくなった博士は、彼を家に連れてこいという。
そして家政婦が連れてきた息子には、頭がひらべったいからと
「ルート」という名前がつけられる。

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2006/02/02

THE 有頂天ホテル

THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション
THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション
  • アーチスト: 役所広司
  • 発売元: 東宝
  • 価格: ¥ 4,914 (22% OFF)
  • 発売日: 2006/08/11
  • 売上ランキング: 76

観たのは一週間以上前になりますが、いまだにシーンが浮かんでは消え、
いちいち笑えます。映画館であれほど笑ったのはいつぶりだろ。
「イン・ザ・プール」以来かなあ。とにかく面白かったー

ホテルアバンティの大晦日。いきなり「謹賀信念」とでかでかと描かれてしまった
垂れ幕を眺める副支配人。なにそれ。わはは。既にもうそこで全て心を持っていかれた私。

大筋もいくつもの筋に分かれてる。汚職政治家、その元愛人、
シンガーソングライターとしての夢を追いたい若者、何故かもめてるカップル、
スイートルームの愛人騒動、副支配人の元妻への見栄が生むへんてこな事態、
白塗り支配人、歌いたいけど歌えない歌手、死にたい歌手、コールガールとくねくね踊り、
それぞれのドラマがちゃんと2時間の間にどれも同じ密度で濃密に進行し、
そして絡みあって携帯電話は壊され、鹿の着ぐるみは被り、人形はめぐりめぐって、
アヒルのダブダブは彼らの間を縦横無尽に歩き回る。

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2005/12/27

たそがれ清兵衛

たそがれ清兵衛
たそがれ清兵衛
  • スタジオ: 松竹
  • 価格: ¥ 3,990
  • 発売日: 2005/04/28
  • おすすめ度 4.38

妻に先立たれ、年老いた母と娘二人を抱えた清兵衛は、
毎日お勤めが終わると誰の誘いも断って帰ることから、
同僚に「たそがれ清兵衛」と呼ばれていた。
しかし、彼の友人の妹で幼馴染の朋江の元夫と、ふとしたことから
決闘することになり、そこで清兵衛の並々ならぬ剣の腕前が世間に知れてしまう。
そして清兵衛は命がけの藩命を受けることになり、
その日、清兵衛は朋江に髪を梳いてもらう・・・・・

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